遺書

いつ死んでも良いように遺書を書いておくべきかなと常々思っている。

人間いつ死ぬか分からない。健康に生きていればそりゃ80とか90とかまで生きられる時代なのかもしれない。でも唐突に事故に遭ったり事件に巻き込まれたり、いつ命を落とすかも分からない。そして唐突に死にたくなる時がある。自分と死は常に近いところにあるような気がしていて、常にそれに備えておくべきなんじゃないかと考えることがよくある。

 

とは言っても自分の財産なんてほとんどない。少ない貯金なんて、自分の死体とか住居の処理をする費用で簡単になくなることだろう。どちらかというと、ちゃんと自分の気持ちとかそういうものをまとめておくべきなんじゃないかと思う。それは自分が大切に思う人に対してちゃんと意思を残しておくことだし、生きている間に自分の気持ちをちゃんと整理することにもなる。私のような考え方をしてしまう人間には必要なことなのかもしれない。

認識した周囲への想いは、それが感謝であるなら生きている間にちゃんと伝えたい。死ぬ前に、ちゃんと話しておかないといけない。伝えたい言葉を墓場に持って行ってはいけない。今の自分には感謝なんてて伝える資格もないんじゃないかと思ってしまうから、頑張って生きて、その資格が得られるくらいの人間にはなりたい。そのために頑張っている。頑張って生きている。伝えないといけない言葉がまだまだあるぞと自分にいい聞かせて、明日も生きようと思いなおす。面倒臭い人間だが、こうでもしないと私はダメなのだ。

 

いつ死んでもおかしくない時代で、明日も生きていくのって結構大変なのかもしれない。早く頑張らないと、明日はないかもしれない。