仕事と自分の距離感は難しい

自分が仕事に求めるもの診断みたいなのをやった。

そこそこの数の設問があって、それぞれに点数をつける形で採点していき、最後に集計して自分の傾向を知ろうというものだった。

 

結果は「安定性を求めている、自分のライフスタイルの確立に興味がある」というものだった。こういう仕事がやりたい!出世したい!仕事で自己表現!みたいなのには全く興味がない感じの診断結果でめちゃくちゃ笑ってしまった。でも実際かなりそういう傾向はあるし、なかなかやるな〜このテストと感心した。

 

実際私は生活が保障されるなら正直仕事の内容にはあんまり興味がない。強いて言うなら数字を使う仕事とかだと楽しくて営業とかは全然適性無いというところか。なんなら本当は毎日そこそこに仕事して夜はバンドでギター弾いたりしてたい。大学院の同級生たちは結構夢とかやる気を持って仕事をしていてとても輝いて見える。自分はかなりやる気が無い部類であることがここでも浮き彫りになったわけだ。

 

昔どこかで言われていた話だが、職業・仕事は自分から見て大まかに4種類に分類される。縦軸に「できる・できない」、横軸に「やりたい・やりたくない」をとったデカルト平面(割れ窓)を用意して、どの象限に入るかを考える。理想的な仕事は「できる・やりたい」に入る仕事で、論外なのは「できない・やりたくない」に入る仕事なのは明白だろう。問題は「できる・やりたくない」か「できない・やりたい」の選択を迫られた時にどちらを取るかと言う点だ。

その時は「できる・やりたくない」仕事を選ぼうと言うのが結論だった気がする。実際仕事をしてみると、やりたいやりたくない以前に「できる」と言うことって仕事を続けていく上でかなり大切だと感じるようになった。できないことを続けていると、よっぽどの熱量がないと継続できないし、評価もされづらいからなかなかいい実感を得ることができない。私が仕事の内容云々よりも自分を大切にしようとするのもこの感覚が強いからなのかなと思う。

 

でも最近思う。自分にしかないこと、アイデンティティってどこにあるんだろうと分からなくなる。そう言うところに拘ってこなかったから、実際そこには何もないのかもしれない。そう考えると結構ゾッとする。今が自分を変えるチャンスなのかもしれない。まずは世界を呪って呪って仕方がない自分のものの見方を少しずついい方向に直せないか試してみようかな。