ふわっっっ

地面が急に浮くような感覚に見舞われることがしばしばある。

道を歩いている時、仕事中、ところ構わずその感覚はやってくる。地につけた足の裏が急に、突然、下から力を受けるような感覚がある。その度に「地震か?」と身構える。でも私以外は平然としていて、何も起きていないことをそこで確認する。

 

昔からこの感覚があったのだが、最近頻度が高くなってきたように思う。気になった時ネットで調べてみたりするのだがよく分からない。ただ自分以外にこれを言っている人間を見たことがない。気にはなるが、特段生活で困ってもいないので普通に過ごしている。困ってもないから少し

時間が経てば忘れるし。このエントリを書いているのもちょうどさっきこの感覚に見舞われたからであって、そうでなければまた忘れていただろう。

 

これって何なんだろう。分からない。分からない感覚がたくさんあるけどこれは本当に分からない。

 

大昔の話だが、私は短距離走が嫌いだった。疲れるとかそういうのもあったが、全力で走ろうとすると足の裏が真っ二つに裂けそうな痛みが走るのが嫌だった。体力測定とかで走るたびに「裂ける!!!!」と脳が警報を出していた。これも最近は無くなった感覚(単に走らなくなっただけな気もする)だ。みんなこれを我慢して走っているのかと思っていたけど、そんな話はついぞ一度も聞かなかったし、きっと普通は感じない感覚なんだろうと思う。

 

そんな感じのことってたくさんあるんだろうなと思う。私だけじゃない。話をしている相手にも、隣に座っている人にも、自分には分からない感覚があって、それを私は感じることができない。そういう領域を犯したくはないと願っているが、同時にその感覚を紹介しあって、知見を広めるようなこともあるといいなと最近強く思う。