サウナーってなんだよ

私は昔からサウナが好きだった。中学生くらいから旅先でサウナを見つけては楽しんでいた。程よく身体が疲れつつもしっかりと温まるのでよく眠れるのが好きだった。あとサウナは大体人が少なくて静かで落ち着く空間だった。

岩盤浴に行き始めてのは大学生くらいだが、あっという間に好きになった。サウナよりも落ち着けるし、全体を通してのんびりと過ごせるあの空間は他には見つけられない娯楽だった。

 

最近は空前のサウナブームもあり、サウナはいつ行っても満員だ。特に大学生集団みたいなのが、大勢で示し合わせてサウナに入って行き、喋りながら居座っている光景をよくみるようになった。その感じもあってそもそもサウナに空きスペースがなくて入れない、入れてもなんか落ち着かないなあと思っている。サウナ側もロウリュイベントとかをたくさん打つようになっていて、私が好きだった暑苦しいけどどこか落ち着くサウナ空間はなくなってしまった。

 

たまにサウナに行きたいなと思うこともあるが、上記の光景を想像してしまうとまあどうでもいいかと思う。岩盤浴も最近は休日に行くとかなり人が多い。平日に休暇をとって岩盤浴に行くくらいしないとあんまり伸び伸びもできない。なんというか、都会に住んでいることの弊害でもあるのかもしれないが、やや悲しい気持ちにもなってくる。

 

いや違うか、休暇をとればそこそこのアクセスのところに伸び伸びできる施設があるのって結構恵まれてることなのかもしれない。学生の頃なんてそんなのなかったし。これ以上を求めることは結構傲慢なことなんだろう。とりあえずこんなことを考えてしまうのは疲れている証拠なので近いうちに岩盤浴に行くことにしよう。