ビリヤニだよなあ

疲れた時に食べたくなるご飯がある。そしてそれは年齢とともに変わってくる。

 

学生の頃はラーメンとカレーだった。ラーメンはコッテリした味噌系や混ぜそばが、カレーはインドカレーにチーズナンセットがとても好きだった。研究で頭をぶん回して、疲れた頭と身体にガツンとぶつける。そんな感じだった。学生の頃は京都は出町柳に住んでいたが、あの街は学生の私に本当にピッタリだった。

働き始めてからもそんな感じの期間があったが、少し経つとコッテリ系がしんどくなってきた。ラーメンはコッテリ系からさっぱり中華そばに、焼肉はハラミに自然とシフトしていった。焼肉なんかはもうカルビとか重くてしんどくなってしまう。最近はもう最初にナムルを頼んでタン塩とハラミでフィニッシュまで見えている。想定していたよりも弱体化の速度は凄まじいものがある。

 

ここ最近はもっぱらビリヤニだ。疲れてヘロヘロな時や、岩盤浴で感覚が研ぎ澄まされている時に食べるビリヤニは格別だ。スパイスが身体にしっかり効いて目が覚める。そして美味い。ビリヤニってどの店で頼んでもそこそこの量が出てくることが多い気がするが、どんな店でも大体ノンストップでスプーンを往復させ続けている。

 

いつか家でビリヤニを作ってみたい。めっちゃ大変そうではあるけどどこかでチャレンジしてみたい。巷ではカレーをスパイスから作る男には注意が必要みたいなのが定期的に出てくるが、そんなの関係ねえよ。好きなものを自分で作って食べる、そんな営みのどこに問題があるんだ。

調べていると名店・エリックサウスの通販で、炊飯器で簡単に作れるビリヤニみたいなのが買えるらしい。そこからはじめてみる無難か。