社会人になって最初に配属された部署では「自分の作業机を整理できないやつはカス(要約)」と教えられてきた。すぐに使わない不要な資料は片付けておく、床にものを置かない、バインダーや冊子は平積みしない、などなど。
最初の方こそ何度も上司に怒られたが数ヶ月で慣れた。今や机の上には必要最低限のもの以外が置いているとそこそこ不快に感じるレベルになっている(自宅は別)。今の部署は自分の机のサイズも小さいので、いらないものを置いてるような余裕がそもそもないというのもあるが、今や整理された作業スペースを作ることは当たり前の感覚が定着している(自宅は別)。そして会社ではそれが当たり前だとずっと思っていた。
今の部署に配属になって愕然とした。この感覚あは全然当たり前じゃなかった。今のチームは私を含めて9人で仕事をしているが、そのうち3人が本当に整理整頓ができないのだ。机の上には使われる気配のない資料やボックスが山盛り、配線の整備がめちゃくちゃなのに不必要にたくさんのパソコンを同時に使っている、引き出しやロッカーには整理されていない私物が無秩序に投げ込まれている。言い始めると止まらないが本当にすごい。そしてこの3人は常に進捗が悪い。これはきっと偶然じゃないんだろうなと思っている。
別に私は管理職でもないし全体の進捗を気にする必要は特段ないのだが、日中に何やっているかわからんやつがいると仕事しろよとは思うし、同じように他のメンバーが感じているとチームの士気に関わるのでなんとかしたいとは思う。ただ正直今までそうやって生きてきた人間を短期間で変えることは難しい。実際私もなんとかしようとあれこれやってみてはいるのだが、なんか物凄い歴史の修正力みたいなものが働いて、私の与えようとした変化はすぐに元の形に修正されてしまうのだ。
個人ができるちょっとしたことや、他者に変化を求めることは結局現状を変えることにはならないがちなのかもしれない。多分チームとしての考え方とか運営の仕方とセットで個人の仕事の進め方も考えるようにしないと、結局は当人にとって楽な現状に回帰してしまうのだろう。そんな風に思いながら明日も会社に行くよ。頑張るだけ損だなとか思ってしまうと精神衛生上よろしくないのでできるだけ気持ちを切り替えて頑張るよ。悲しいね。
