オードリー若林のブログ「どろだんご日記」がある。ブログ自体は今も存在しいているが、もうM1準優勝以前の記事は非公開になっていて、2014年以降の更新はない。でもこの日記は私の記憶の中にいつまでも残っていて、たまに私に夢を見させてくれる。
いい年になって夢を見るなんて言ってちゃいけないような気もする。でも辛い時とかしんどい時とか、そんな時に下積みからもがいてきたオードリーが私に勇気をくれる。
おもしろ荘にオードリーが出ていたのを今でも覚えている。えらい個性的なピンクのベストを着た男と冴えない感じの男の2人組。この漫才がめちゃくちゃ面白かった。そこからあれよあれよと駆け抜けて、年末のM1敗者復活戦から準優勝に上り詰めた。今では2人をテレビで見ない日はないし、オールナイトニッポンでも不動の地位を築いている。
でもそれまでに何度も挫折して、解散しよう諦めようと考えて、その中でもがき続けて。春日はK1にもチャレンジしたりして。どれだけ苦しかったのはは筆舌に尽くし難い。
誰も今の私を助けてくれない。自分の中に強い気持ちはあるのにどうしたら良いのかわからない。でも仕事はあるし朝がくる。動き続けるしかない、考え続けるしかない。周りはみんなうまくいってるのに自分は何もうまくいかない。でも生きていかないといけない。
そんな絶望の日々を送る中でも、若林の言葉と今のオードリーが一瞬の光を渡してくれるのだ。
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誰も助けてくれなかった。
でもこの方法しかなかった。
この漫才が受け入れられなかったら死のうと思った。
家も追い出された。
何度も解散しようと思った。
その度になぜか泣いて引き止めるのは春日だった。
コツコツ頑張って少しずつ露出が増えてきた。
どん詰まって地球割れろと思った。
春日はK1に挑戦した。
ある日おもしろ荘に出ることになった。
運命の歯車は回り始めた。
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